御園分館20周年記念講演会・生涯学習発表会
伊那市御園区から御園分館が独立して20周年を迎え、30日、御園公民館で記念講演会・生涯学習発表会があった。区民100人余が集まり、20年の節目を祝った。
公民館事業は、区事業の一つとして予算づけしていたが、1988(昭和63)年7月、区から切り離し、専任の分館長を置いた。毎年、区民運動会をはじめ、マレットゴルフ大会、ゲートボール大会、区事業への協力などに取り組んでいる。
記念事業として、前信州高遠美術館長の堀井英雄さんの記念講演会「山本勘助・保科正之公と高遠の歴史」、公民館で活動する文化団体の発表会を企画。
発表会は初めての試みで、大正琴、踊り、リラックス体操、詩吟など7プログラムを組み「竜峡小唄」「早春賦」「見上げてごらん夜の星を」…とそれぞれが日ごろの練習成果を披露した。
区民も一緒に歌うなど、茶を飲みながら和やかな雰囲気の中で楽しんだ。
会場の一角には、分館報20年の歩みなどが展示された。
宮下公信分館長(69)は「先輩が築いてきた分館活動をつなげていきたい」と話した。