伊那市の歌、花、木、鳥のお披露目式
市民に親しまれるように
伊那市の歌・花・木・鳥のお披露目式が5日、市役所であった。市歌の作詞・作曲家の家族や地域住民ら約350人が出席。選定理由などが報告され、市民に親しまれるように願った。
昨年12月、市歌は旧伊那市の「伊那市の歌」、花は「さくら」、木は「かえで」、鳥は「らいちょう」に決定。
小坂市長は「合併して2年が経過した。新しい市の象徴で、伊那市が発展するべく心新たに努力していく」と述べた。
市役所前の芝生広場で、小坂市長らが高さ3メートルのタカトオコヒガンザクラと、高さ4メートルのイタヤカエデを1本ずつ植えた。
そのあと、伊那市の歌を作曲した高木東六の遺志を引き継ぐ女声コーラス「ザ・シワクチャーズ伊那」と伊那東小学校合唱団のメンバー約100人が市の歌を披露。続いて、高木東六の長女緑さんの指揮で、出席者全員が歌った。
伊那市の歌を作詞した宮脇至さんの長男瑞穂さん(67)は「格調高く『あがるしぶきに虹(にじ)が立つ』などロマン性を持つ。『平和に生きる』は身に染みて感じた平和の尊さを込めたようだ。これからも歌われることをうれしく思う」と話した。
市は、市歌の木彫額や花・木・鳥の写真パネルを市役所1階の市民ホールに展示し、市民に周知する。