飯島区、小林文彦さん、さくら功労賞を受賞
日本さくらの会
飯島町飯島区(竹俣栄二郎区長)と小林文彦さん(65)=田切、造園業=は「日本さくらの会」のさくら功労賞を受賞。7日、役場で高坂町長に喜びの報告をした。県内では2個人4団体。
飯島区は96年地域の農業用貯め池の完成に合わせ、修景整備にと、桜の植栽を計画。ソメイヨシノを中心に数種類の桜を池の周囲に植え「滝が原の桜」と命名、区民をあげて、四季折々の桜の保護、育成に努めてきた。
一方、小林さんは田切南割の藤巻川の下流域約1キロに、15年前、耕地役員や友人たちとソメイヨシノ百本を植栽。以後15年間、根元の草刈は耕地役員と協力し、病害虫駆除やせん定などは1人で行ってきた。15年目を迎えた桜の回廊は多くの見物人、カメラマンでにぎわっている。
高坂町長に賞状や記念品を披露した後、竹俣区長は「この受賞を機に、区会を中心に桜の保護育成に努め、立派な桜に成長させ、区民や隣接のアグリネーチャーへの来場者の憩いの場にしたい」。
小林さんは「耕地役員をはじめ、みなさんの協力でいただいた賞。これを励みに成木になるまで、しっかりと世話をしていきたい」とそれぞれ話していた。