伊藤真一陶展
伊那市に陶芸窯を構える伊藤真一さん(33)は14日まで、かんてんぱぱホールで「陶展」を開いている。織部、染付、粉引の千点近い食器などを展示販売している。
食器をメーンに「全体を通して素材を生かす作業」が特徴の作品。織部は土目を生かしてざっくりと、染付は生地を丁寧に作り絵を生かす、粉引は土の持ち味をシンプルに生かしているという。
今回、力を入れている一つという織部の作品が約半数を占め、新しいシリーズとして加飾の器もある。湯のみ、皿、鉢、急須、酒器、花入れなど日常使いの器は、「自分が作る作風の内側で、収納や重さなど扱いやすさに気を配っている」という。
「飾る美術品ではないので、とにかく手に取って触れていただき、質感などを感じてほしい」と話している。
時間は午前10時縲恁゚後6時(最終日午後3時)。入場無料。