シルクミュージアムでまゆのかぶと作り講座開催
駒ヶ根市東伊那の広域総合交流促進施設「シルクミュージアム」で12日、まゆ玉を使ったかぶと作り体験講座があった。家族連れなど9組が参加。さまざまな色に染色したまゆをはさみで切り分け、のりで張り付けながら、まゆ玉より少し大きめのかぶとを作り上げた=写真。
同ミュージアムでは、養蚕文化を別の形で残していこうとさまざまな活動を展開しているが、季節の行事に合わせて開催するまゆ玉クラフト教室もその一環。今回は端午の節句を前にかぶと飾り作りを企画した。
「まゆかぶと」の考案者である橋本佐知子さんの指導に従いながら、参加者はまゆに切り目を入れたり、編み込んだりと奮闘。まゆ玉が徐々にかぶとの形になっていく姿を楽しみながら、創作に取り組んだ。
この日、宮田村から参加した平沢由美子さん(35)優紀さん(9)親子は「下に2歳の弟がいるので、その子のためのかぶとを作ってみようと参加した。まゆ玉自体、触るのも初めてで、どんな風に仕上がるのか楽しみ」と話しながら、かぶと作りに励んでいた。
現在は通常の一般の体験講座でも「兜とこいのぼり」作りができる。体験料600円。時間は午前9縲恁゚後3時。
問い合わせはシルクミュージアム(TEL82・8381)へ。