青島霞堤防のサクラライトアップ
高遠城址公園に通じるナイスロード沿いの三峰川青島霞堤防でサクラのライトアップが始まった=写真。青島区田園地帯景観形成住民協定委員会(矢島信之委員長)が信州伊那アルプス街道推進協議会(有賀正喜会長)の協力で2年ぶりに実施にこぎつけた。
11日夜、ライトアップに協力する青島サクラ保存会の小林安博さんが照明器具を配置して結線。明るいライトの光がサクラの木を照らし出すと、辺りに人家もほとんどない暗闇の中にピンクの花がクッキリと鮮やかに浮かび上がった。小林さんは「まだ咲き始めで、これからが見ごろ。高遠の夜桜見物で通る人たちが楽しんでくれれば何よりだ」と話している。
堤防沿いには約40本のサクラがあるが、このうち道路近くの10本を6基の照明で照らす。ライトアップは開花状況によるが、約2週間続ける予定。
同委員会は一昨年、護岸工事中だった業者の好意により、電気を無償で供給してもらって初めてのライトアップを実施。好評を博したが、昨年は工事が終了していて電源費用のめどがたたず、実施を見送らざるを得なかった。