ロールプレイング方式で防犯訓練
中川東小
下校途中、突然、不審者に腕をつかまれたら-。中川村大草の中川東小学校で11日、駒ケ根署大草駐在所、笠松大二巡査部長、生活安全刑事課の北園幸己刑事を講師にロールプレイング方式の防犯訓練があった。
北園刑事が不審者の役を、各学年の代表2人が下校途中の児童を演じた。「不審者に声を掛けられた」「不審者が後からついて来た」「不審者に腕をつかまれ、羽交締めにされた」の3パターンを演じ、対応を実習し、防犯意識を高めた。
まず、1、2年生の代表に、不審者役の北園刑事が近づき「お菓子を買ってあげるよ」と声を掛けると、2人は「いらない」「お菓子はいっぱいある」と断り、防犯ブザーを鳴らして、一目散に逃げ出した。
笠松巡査部長は「不審者に近寄らない、すぐ逃げて、近くの家に飛び込む」と指導した。
3、4年生は近隣で最近発生した事例「不審者が後からついてきた」時の対応を学んだ。
5、6年生は「不審者に腕をつかまれた時」の実習、こどもたちは引っ張られた腕を解放そうと力を入れたが、大人対子ども、あっと言う間に羽交い締めされ、自由を奪われた。
笠松巡査部長は「腕を引っ張っても大人の力には敵わない。怖くても相手に近づき、指1本を力いっぱい曲げると、相手は腕を離す」とアドバイスした。
また、北園刑事は「不審者に遭ったら、まず逃げる。防犯ブザーを鳴らして、助けを呼ぶ。できれば、特徴を覚えて」と呼び掛けた。