高遠中の生徒が花見客をおもてなし
桜茶のサービスやトイレ案内
伊那市の高遠城址公園の駐車場として開放している高遠中学校グラウンドで12日、中学生が花見客の接客に当たった。
観桜期のボランティア活動は恒例行事。第2・3土・日曜日午前8時縲恁゚後4時、2・3年生約100人が2時間交代で売店や休憩所の対応、桜茶のサービス、トイレ案内をする。
高遠城址公園は三分咲きで、満開には早かったものの、県内外から続々と花見客が訪れた。
事前に講習会を受け、町の歴史や交通案内など基本的な知識を身につけた生徒たち。花見客に「桜茶はいかがですか」「トイレはこちらです」など元気良く対応した。
「何かありましたらお尋ねください」と書いたプラカードを首から下げていた3年生の岡部格明君(14)は「バスの発車時刻や桜の開花状況を聞かれる。接客が楽しいし、働く喜びもある」と話した。
栃木県から来た女性は「子どもたちの接客で、好印象を持った」と感心。
例年、同校には生徒の接客に対して感謝の手紙が届くという。