萱野高原山開き
箕輪町の萱野高原で20日、高原の山開きを行い、今シーズンの安全を祈願した。今季は10日早いオープンとなり、同日開催した「ミズバショウ祭り」には、高原の春を楽しもうと訪れた町内外の約100人が振る舞いのとん汁やおにぎりを味わったり、高原を散策したりして楽しんだ。
町観光協会主催の高原山開きには関係者約30人が出席し、神事を行った。観光協会長の平沢豊満町長は「萱野高原は住民や関係者のおかげで憩いの場として定着してきた。貴重な観光資源として、さらなるみなさんの協力で育ててほしい」とあいさつした。
標高1200メートル、伊那谷を一望できる萱野高原。高原を訪れた人たちは「箕輪町民謡を楽しむ会」による萱野高原音頭の踊りや、地元アマチュアバンド「たそがれシーラック」の演奏などを満喫し、700株の水芭蕉が群生するなどの高原を散策した。水芭蕉は5月上旬まで楽しめるという。
この日は、「信州かやの山荘」がオープン、11月10日までの営業を開始した。宿泊予約などの問い合わせは、(TEL0265・79・2822)へ。