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きたっせの朝市にぎわう

商店街利用のきっかけに

 伊那商工会議所伊那北駅周辺活性化協議会(矢野昌史会長、11人)は11日、伊那北地域活性化センター「きたっせ」駐車場で朝市を開いた。午前7時の開始時刻から、砂糖の100円市、すし屋のどんぶりなどに人気が集まった。
 衆院選の投票日で「きたっせ」が投票所になっていることから、投票率アップも兼ねて伊那北に人が集まるように初めて企画した。山寺区内10店舗の協力を得て、おやき、野菜、果物、生花、洋菓子などを販売。子どもが楽しめるようにおもちゃや、無料のポップコーンなども並んだ。
 どんぶりものはイクラとマグロがたっぷりのったもので、60食を用意。朝食を食べがてら家族で訪れる人も多く、無料のキノコ汁と一緒に味わっていた。
 また、温泉スタンドから湯を運んだ足湯もあった。
 「朝市があると聞いて、いつも持ってこない財布を持ってきた」という女性は買い物をしたり、キノコ汁を食べたりとゆっくりしていた。
 矢野会長は「もうけは別にして、住民に楽しんでもらい、商店街利用のきっかけになれば」と話した。

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