風景 濃淡で美しく表現
瑞雲水墨画西春近教室が作品展
伊那市の西春近公民館で活動する瑞雲水墨画教室の受講生8人による作品展が30日まで、高遠町の高遠さくらホテルで開かれている。
雪景色を表現した「雪の富士」「秘境」「冬韻」をはじめ、「戸隠の里」「仙丈を望む」「つばき」など、墨の濃淡で紙の白さを生かし、黒白のコントラストの美しさを伝える。なかには、赤や青、黄色などの彩りを添えた作品もあり、全18点を並べる。
93年に発足した同教室は、瑞雲国際水墨画主宰の下平瑞雲さんに師事。「下平先生の雪景色の作品で、水墨画に魅せられた」(宮沢清美代表)受講生が多く、現在10人で月2回の勉強会や、スケッチ旅行、絵画鑑賞会などの活動を通して、和気あいあいと楽しみながら腕をみがいている。県水墨画展では毎年会員のなかから入選者がでている。
宮沢代表は「墨の使い方などを知ってもらうとともに、水墨画の魅力を感じてもらえたら」と話している。