琴伝流大正琴全国普及会がギネス記録を報告
今月13日に静岡県のグランシップの大ホールで開催した第23回琴伝流全国大会で、2864人による大正琴の一斉演奏に挑戦し、見事ギネス記録を更新した駒ケ根市福岡の琴伝流大正琴全国普及会の北林篤副会長が21日、杉本幸治市長のもとを訪れ、英国から送られてきたばかりの認定書を披露した=写真。
琴伝流は大正琴の世界で全国2大流派の一つとなっている。今回は日本一の高さを誇る富士山のある静岡県で全国大会を開くことになり、何か記録に挑戦しよう竏窒ニ、大正琴の一斉演奏のギネス更新企画。当初は富士山の高さ3776メートルにちなみ、この人数で演奏ができないかと画策したが、会場の都合から、3千人以内で記録更新を目指すことになり、各地で活動する琴伝流の教室に呼びかけたほか、一般からの参加も公募。結果、これまでの1034人を1830人上回る人員が集まった。
ギネス認定を受けるには▽5分以上演奏すること▽必ず指揮者をつけること竏窒ネどが条件とだったため、スクリーンに映した指揮者を写し、「茶摘」「さくらさくら」など童謡4曲のメドレーを6分12秒にわたって演奏。その場でギネス認定を受けることができた。
北林副会長は「当日はベテランから初心者まで、顔も知らない人とともに音楽を奏で、達成感を共有した。それは舞台の上で演奏する普段とは異なり、参加した方にも大変良い経験になったと思います」と話していた。