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行者にんにくを使って料理実習 村研究会など

 南箕輪村の「行者にんにく研究会」(小林幸雄会長)と、農と食の大切さを考え活動する「輪の会」(木村歌子会長)は23日、村公民館調理室で行者にんにくを使った料理実習を開いた。両会員計10人に加え地元住民4人が参加し、調理を通じて同食材について学んだ。
 料理実習は、行者にんにくに注目してもらうため、村内の生産者でつくる同研究会が「輪の会」に協力を呼び掛け、初めて計画。今が旬となる葉っぱの部分を使い、餃子(ぎょうざ)作りを体験した。
 このほか、葉は豚肉炒めや、酢味噌和えにしたり、根はてんぷらにしたりして食べることができると紹介。食材に興味があって参加したという主婦(50)=神子柴=は「ニラの代用で料理ができそう。この機会にどういう食べ方ができるか学びたい」と話した。
 研究会によると、ユリ課ネギ属の多年草の山菜である行者にんにくは、山で修行する行者がスタミナ源として食したのが名前の由来。繁殖力は弱く、発芽から生育するまで7、8年を要する。食べると血行をよくする働きがあるという。
調理するため行者にんにくの葉を刻む参加者(右)

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