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防災講演会

「天竜川水防DAY(4月24日)」に合わせ

防災講演会

 国土交通省天竜川上流河川事務所は24日、飯島文化館で「天竜川水防DAY(4月24日)」に合わせ、第5回自然災害勉強会を開いた。南信地域の行政や業者、水防に関心のある人など250人が参加。信州大学人文学部の笹本正治教授の「天竜川の災害伝承と防災」と題した講演に耳を傾け、過去の歴史から、自分の地域の危うさを知り、身近な災害から身を守るには何をすべきかを考えた。
 この中で、笹本教授は「東海大地震と富士山の噴火など巨大災害ばかりに気を取られていると、足元をすくわれる。ひとり一人が頑張れば、逃れられるもっと身近な災害に常に気をつけよう」と訴え「過去の人々が天竜川の恵みを享受しながら、いかに災害と闘ってきたか認識すべき」とした。
 また、実際の災害への対応に▽日常的に災害意識を持つ(目に見える形で災害の怖さを認識)▽災害現場でけがなどに対処できる基礎的知識を身につける▽行政まかせ、他人まかせでなく、個人で対応する力をつける▽個人は緊急用品を備える▽行政サイドでは緊急時の職員召集、指揮系列、広い部局にまたがる問題の解決、救急車不足の対応を決めておく-などを挙げた。

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