第18回伊那市新ごみ中間処理施設用地選定委 - 候補地から六道原東、六道原西、三峰川・天竜川合流 点、下小出、与地、福島を除外 -
上伊那広域連合の新ごみ中間処理施設の建設場所を決定する伊那市の用地選定委員会(伊藤精晤委員長)が24日、市役所であった。前回の決定に基づき、点数評価項目のうち、環境保全項目で点数が低い六道原東、六道原西、三峰川・天竜川合流点、下小出、の4カ所と、建設関連項目の点数が低い与地、福島を候補地から除外(下小出は建設関連項目でも除外対象だった)。残った7カ所を視察し、建設地としての適正を再度確認した結果「総合点が1位だからという理由のみで最終候補地には決め兼ねる」とする伊藤委員長の意見に合意し、現在の7地点からさらに数カ所まで候補地を絞り込み、最終的には全委員の記名投票で1地点を決定することとなった。最終決定は5月9日となる見込み。
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この日事務局は、これまでに同委員会で決定した点数評価項目に基づき、各候補地の点数を提示。また、建設関連項目と環境保全項目を合わせた「総合点」の順位も示した=2面参照。
委員会では前回の決定に従い、環境保全項目で点数の低い4地点、建設関連項目で点数の低い3地点を候補地から除外。その後、今回除外されなかった7カ所が、本当に候補地として適当なのかを判断するため、再度視察した。
視察に参加した委員からは「残った7カ所はそれなりの適地だが、総合点が上位だった地点はやはり引っかかる点も少ない」として、総合点で順位が高かった桜井、上山田などを有力候補地として挙げる委員が多く、上山田については「候補地の中に遊休農地も含まれており、地元の熱意も感じる。その辺を評価できないかと考えている」とする意見もあった。
一方、候補地にすべきでないという意見が多かったのは青島。「絶滅危惧(ぐ)種の猛禽(もうきん)類が飛来する林が近くにあり、避けるべき」などといった声も多かった。
次回、28日の委員会で候補地の絞込みを行い、5月9日に委員投票を行う。