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幸せ運ぶ人形展

幸せ運ぶ人形展

 長野市大豆島で人形工房を主宰する人形作家の戸井田紗代子さんと門下生による「幸せ運ぶ人形展」が24日、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで始まった。
 戸井田さんは失明寸前の病をきっかけに1990年より創作人形活動に入る。陶芸家でもあり、現在は長野県陶芸作家協会会員、長野県工芸会会員。老人福祉センターで講師も務める。
 伊那では初の人形展。戸井田さんは創作活動の主流である陶人形と木彫人形、教室で指導しているクラフト人形など約70点を展示。現在イスラム圏に関心を持ちヨルダン、シリアなどを訪ねており、そのときの感動やイメージから作った「イエメンの瞳」、アフリカ旅行から出来た「生きる笑顔」などもある。
 「生きる力を人形にしたい。にこっとする、ほっとする、そんな人形を作り、見る人に何か通じるものがあればうれしい」という。
 長野教室、戸井田さんの弟子が開く辰野教室の生徒も表情豊かな人形を出品。会場には400点以上も並ぶ。
 会期は29日まで。午前10時縲恁゚後5時(最終日午後4時)。

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