伊那谷ねっと

サイトマップ ニュース検索
65/(月)

ニュース

国有林・有害獣ワナ捕獲チーム設置

 南信森林管理署は08年度、南信地区で近年深刻化するニホンジカ被害の対策強化の一環として、新たに「国有林・有害獣ワナ捕獲チーム」を設置した。従来は保護柵などの防除を主体とした対策だったが、森林事務所職員の連携・協力体制の強化を図り、職員自らがワナを使用したニホンジカの捕獲に取り組む。
 08年2月から3月にかけ諏訪、上伊那、下伊那の各地区の国有林で森林官による有害獣のワナによる捕獲をモデル的に実施。伊那市長谷では2月18日から3月7日までの間に個体数調整でニホンジカ8頭(許可頭数30頭)、有害獣捕獲でイノシシ2頭(許可頭数5頭)を捕獲。富士見町でニホンジカ13頭、大鹿村でニホンジカ5頭で、全体でニホンジカ26頭、イノシシ2頭を捕獲した。
 モデル実施の結果を踏まえ、管内の森林事務所を諏訪、上伊那、下伊那の3地区に分けチームを設置。関係職員は約30人。
 長野県策定の第2期特定鳥獣保護管理計画に基づく個体数調整の目標達成に向け、チームごとに具体的な捕獲計画を作成し、被害を発見し駆除が必要な場合に関係市町村や猟友会と連携しつつ、職員がワナの設置から点検、見回りなどの捕獲作業に共同で取り組む。

前のページに戻る 一覧に戻る