箕輪町の保育園で英語あそび始まる
箕輪町の保育園で23日、本年度の英語あそびが始まった。初日は松島保育園で、年長園児が、エー・トゥー・ゼット(本社・松本市、外国語指導助手派遣業務など)が派遣した講師のマシュー・スコットさんから30分間のレッスンを受けた。
英語あそびは箕輪町の「一味違う子ども」育成事業として06年度に始まった。昨年度までは講師がレッスンの時間のみ各園を訪問していたが、本年度からは、レッスンの日には午前9時半から午後3時まで園に滞在。昼食をともにするなど園児とふれあう。
マシューさんのレッスンは、英語で名前を言い合うなど、簡単な英語を繰り返すことから。動きに合わせて言葉を発したり、絵カードを使うなど、楽しみながら英語に慣れる。レッスン後は園庭で園児と一緒に遊んだ。
園児が英語に慣れるため、マシューさんが園児に話す言葉はすべて英語。昼食時に園児から「タマネギってなんていうの」と聞かれると「オニオン」と答えるなど、園児の質問に簡単な英語で答えていた。
マシューさんの言葉を聞き取ろうと耳をそばだてたり、自分の知っている英語を口にする園児の姿も見られた。
マシューさんはオーストラリア出身で34歳。日本人の妻と1歳半の娘がいる。安曇野市の穂高東中学校で英語指導助手を5年間務めていたことがあるが、園児に英語を教えるのは初めて。
マシューさんは堪能な日本語で「今までこんなに小さな子どもたちに教えたことがないので、おもしろい。がんばります」と意気込みを話していた。