長岡十沢地蔵例大祭
箕輪町長岡で24日、長岡十沢地蔵尊例大祭があった。地域住民や商工会関係者や町議員など約40人が参加した。
願い事をかなえるといわれる十沢地蔵は、古くから4月23日に宵祭を24日に本祭を開いている。長岡十沢地蔵尊保存会長の宮本定雄さんは「私が子どものころには、飯田線の臨時列車が2本出て、大勢の人でにぎわっていた」と振り返る。
地元住民だけでなく県外からもお参りに来る人もいる。
訪れる参拝者たちが地蔵に肌襦袢(はだじゅばん)を着せることもあり、保存会では毎年例大祭に合わせ、一年間に重ね着された肌襦袢を脱がし、新しい一枚を着せている。昨年度は54枚の肌襦袢が着せられていた。
例大祭に訪れた参拝者たちは地蔵の頭や腰を撫で、願い事をしていった。
「孫が高校に合格したのでそのお礼に」「毎年来ている。腰が治るようにお願いした」と参拝者たち。
長岡保育園の園児たちも参拝。一人ひとり地蔵を撫でていった。
保存会では毎月4、14、24日に、ふきながしを飾り、十沢地蔵周辺の清掃をしている。