おもしろかっぱ館特別企画展「河童戯画作品展」始まる
駒ケ根市下平にある「おもしろかっぱ館」で26日、08年度特別企画「河童戯画作品展」が始まった。ユーモラスなかっぱをテーマとした水墨画や絵画、ブロンズなど32作家の121点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
同館では例年、各年度ごとテーマを決めて特別展を企画し、半期に一度、作品を入れ替えて来場者を楽しませている。本年度は日本最古の漫画で国宝にもなっている「鳥獣戯画」にならい、「かっぱ戯画」展を企画。人物にも動物にも見えるかっぱの不思議な世界観を存分に楽しんでもらおう竏窒ニ、かっぱをテーマとした作品の中でも特にユーモアに富んだ作品を集めた。
今回は酒造メーカー「菊桜」の初代CMのキャラクターとして起用されていた故・清水こんさんの原画掛け軸3点のほか、清水さんの後を継ぎ、2代目のCMキャラクターとして起用されている小島功さんの作品などをはじめ、駒ケ根市出身の水墨画家、故・石塚利徳さんが描いた絵巻「農耕の一年絵巻」の全貌(ぼう)を見ることができる。
小平容大館長は「喜劇的で風刺の利いた作品を楽しんでいただければ」と話していた。
入場料は小中学生100円、高校生以上200円。会館時間は午前9時縲恁゚後6時(受付は午後5時半、月曜日は休館)。上半期の作品展示は8月31日までとなる。