あっぷる豚ラーメンが登場
駒ケ根市上穂南にあるラーメン店「麺匠・がむしゃら」(斎藤敬一店主)で23日、駒ケ根市の新ブラント豚「あっぷる豚」を使ったあっぷる豚ラーメン」の発売を開始した=写真。ラーメンを考案した斎藤店主は「味も若い方からお年寄りの方まで、男女問わず食べていただけると思う。価格的には厳しいが、なるべく多くの人に食べてもらえるようぎりぎりまで抑えた。この味を知ってもらいたい」と語る。
「あっぷる豚」は地元に根付いたおいしい食材を提供しよう竏窒ニ、「駒ケ根高原リゾートリンクス」を経営するフジケン(本社・愛知県岡崎市、牧甫社長)が昨年から開発を進めてきた豚で、肉質に定評のある「幻豚」を生産するハヤシファーム(飯田市)に生産を依頼。穀物類を中心として育てた豚に、生後4カ月ころからリンゴを混ぜたえさを与えることで、臭みのないフルーティーな甘味を持った豚肉を開発した。
そんな中、もともと幻豚に関心を持っていた斎藤さんとフジケンが、今回共通の知人を通じて出会い、今回のあっぷる豚ラーメンが実現。試作には約2カ月を費やした。
チャーシューはもちろん、豚骨のだしにもあっぷる豚の骨を使用。臭みのないとんこつラーメンに仕上がった。また、一番こだわったのはコクを出しつつもさっぱり感を出すこと。チャーシューは肉質の良さをそのまま生かしてしょうゆベース煮込み、トッピングにはねぎ、卵、クラゲ、アクセントの黒こしょうを添えている。
この日、あっぷる豚ラーメンを食べた客は「あれだけ油が浮いていたわりに、さっぱりしていて食べやすかった」と話していた。
価格は1500円で1日限定20食。
問い合わせは麺匠がむしゃら(TEL83・1301)へ。