10周年を迎えたハッチョウトンボを育む会がトンボの池で作業実施
世界最小のトンボとして知られる「ハッチョウトンボ」が生息する駒ヶ根市南割公園の「トンボの池」で20日、市民ボランティアグループ「ハッチョウトンボを育む会」(会員約50人、小川周二会長)が春の環境整備作業をした。作業には約15人が参加。ハッチョウトンボの羽化を前に、生き物の住み良い環境を整えた=写真。
この池でハッチョウトンボの生息が確認されたのは今から20年前。その後、この地の自然環境を守っていこう竏窒ニ同会が発足。今年で10周年を迎えた。
池に住む生物たちの生息環境を守り続けるため、春と秋に下草刈り、産卵場所の整備などを実施。また、夏の観察会、メダカの育成などにも取り組み、地域の子どもたちが地元の自然と親しむ場づくりをしている。
小川会長(73)=福岡=は「一生懸命協力してくれるみなさんのおかげでここまで活動を続けてこられたのはありがたい。市の財産として、今後もここを守り続けていきたい」と話していた。
また、この日の夕方には記念祝賀会を開き、今後も活動を継続していく決意を新たにした。