赤穂小3年生がJICA駒ケ根訓練所を見学
駒ケ根市の赤穂小学校(馬場澄博校長)3年生116人が28日、国際協力機構(JICA)駒ケ根青年海外協力隊訓練所を訪れ、実際に海外で国際協力に携わった元隊員の話などを聞いた=写真。
赤穂小学校の3年生は例年、春の遠足の一環として毎年同訓練所訪れている。
今回は昨年9月までニカラグアから帰国したばかりの関理恵子さん(30)=箕輪町=が、現地の子どもたちの生活と、あちらでの活動体験を分かり易く紹介。ニカラグアの子どもたちは1日7円程度のお小遣いをもらい、学校であめなどを買っていることを関さんが紹介すると児童らは「いいな」「楽しそう」と声を挙げたが、一方で学校には半日しか行けず、残りの半日は生活費を稼ぐために働いていること、寝る場所がなく、道路で寝ていることなど、自分たちの生活とはかけ離れた現地の生活の厳しさを知らされ、真剣にその話に聞き入っていた。
最後に関さんは「あちらの子どもたちからものすごくたくさんのことを教えてもらい、毎日を楽しく生きることの大切さを学んだ」と児童らに語った。