EPОコンサート、満席の聴衆酔う
EPО25周年
EPОデビュー25周年&小蕪亭コンサート10回記念の「EPОコンサート2005秋」が10、11日、飯島町七久保千人塚公園ギャラリー小蕪亭で開かれた。満席の聴衆は、声という楽器を生かし、時代や世代を越えた歌のあり方を模索し、進化し続けるEPОさんの歌に魅了された。
ギター伴奏の秋元カヲルさん作曲の「ウォールデン」でスタート。今の季節にぴったりの曲「音楽のような風」「小さな秋」。秋元さんのボーカルで「ことう」と続いた。
セラピストでもあるEPОさんは「だれにも言えない悩み、心の中に大きな固まりを持っていた。自分が乗り越えた体験を歌にした」と話し、「あの恋は二度と帰らない。死ん方がまし。愛をなくしても、でも生きている」と切々と訴え「生きていることは大丈夫」と「でも生きている」を歌い、聴衆を癒し、勇気づけた。
マイクなしの響きある声に、スリムでしなやかな動きが彩りを添え、秋元さんのギターがEPОさんの歌と一体になって至福の時を刻んだ。