伊那谷ねっと

サイトマップ ニュース検索
2511/(月)

ニュース

駒ケ根警察署長
渋谷明署長(59)

駒ケ根警察署長<br>渋谷明署長(59)

 事件を門前払いするのではなく、困っている人がいた時には腰を引かず、積極的に関わっていくことが大切竏秩B
 今年の3月、駒ケ根警察署長に着任し、約2カ月が過ぎた。駒ケ根市の印象については「松本辺りとは違い、ぎすぎすした感じがなくて人が丸い。古里に帰ってきた感じがする」と語る。
 伊那市高遠町出身。警察官になったのは18歳の時。機動隊を経て、念願の白バイ隊へ。その後、警部補になってからは汚職事件を扱う捜査二課で事件解決のため、尽力してきた。
 汚職は被害者の見えない犯罪だけに、立証も難しい。大きな贈収賄事件に関わることも多く、夜を徹し、逮捕まで持ち込んだこともざらにあった。
 「やっぱり『分からなければ良い』なんてことがまかり通るのは許せない。『負けてたまるか』という思いでやってきた」と振り返る。
 駒ケ根市に住むようになって感じていることは、古き良き地域社会の関係が、ここには残っているということだ。
 「消防団なども欠員がなく『自分たちの地域は自分たちで守ろう』という思いが強い。警察署としても、そういった消防団や外郭団体などうまくタイアップしながら地域の治安などを守っていきたい」と語る。
 現在は単身赴任の身。
 「晩酌にちびりとお酒をするのが楽しみだね」と顔をほころばせる。
 家族は妻、長男、長女の4人。

前のページに戻る 一覧に戻る