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2511/(月)

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(登場)駒ケ根市立図書館、博物館の館長
小川清美館長(60)

(登場)駒ケ根市立図書館、博物館の館長<br>小川清美館長(60)

 今、日本の子どもの読解力が低くなったと言われている。なぜこんなに低くなったか。その根幹には、やっぱり読書離れがある。自分自身教育の中で読書を大切にしてきたが、図書館としても「小さいうちから親子で語らい、読書をしましょう」と地域や家庭に呼びかけていきたい竏秩B
 今年3月、東伊那小学校の校長を定年退職した後、駒ケ根市立図書館長に着任した。現在博物館の館長も兼務している。教育の一線からは退いたが「身近なところに本がたくさんあるっていうのはいいね。学校に比べれば、ここには20倍、30倍の本がある。だから子どもたちには『おいでおいで』って呼びかけていきたい」と語る。
 教員時代から、読書教育には力を入れてきた。校長を務めた東伊那小学校では、朝読書を導入。また「ノーゲーム・ノーテレビデー」などを通して、読書しやすい環境づくりと親子で語らう時間づくりに務めてきた。
 今後もこうした経験を生かしつつ、保育園、学校、家庭、地域と連携し、子どものうちから読書の習慣を身につけてもらうための取り組みを進めていきたいと考えている。
 「子どもたちには『本ってこんなに楽しいんだよ』ということを伝えていきたい」
 生まれは飯山市。東伊那小に在籍した4年の間に、山と自然、人の優しさに魅了され、この地に住むことを決意。最近出来上がった新居には「先生いる?」と東伊那小の児童がのぞきに来る。趣味は山歩きや写真。

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