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アユの稚魚300キロ放流

 アユ釣り解禁(6月28日)を前に、天竜川漁業協同組合(上條純敬組合長)は7日、伊那市や駒ケ根市の天竜川にアユの稚魚300キロを放流した。6月中旬にかけて、天竜川水系に岐阜産養殖や琵琶湖産天然の稚魚5トン、約62万匹を放す予定。
 伊那市の天竜川漁協前では、組合役員やザザ虫漁など河川について学ぶ伊那小学校6年順組28人が参加。
 稚魚は体長9センチ、重さ8グラム。天竜川の災害復旧工事に携わった業者の協力も得て用意した。
 児童たちは入れ物に稚魚を数匹ずつ入れ、天竜川へ放した。ぴちぴちと跳ねる稚魚を手でつかみ、川へ投げ入れる児童もいて「大きくなって」と元気に泳ぐアユに声をかけた。
 上條組合長は「アユがどの程度、成育するのか心配するが、大水が出て泥がなくなると、石に藻が付く」と釣果に期待。
 天候が良ければ、解禁日には体長18縲・0センチ、シーズン後半の9月には30センチを超えるアユがかかるとみる。

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