上伊那農 4季ぶり県大会へ
春季北信越高校野球県大会南信予選・代表決定戦
第118回春季北信越高校野球県大会南信予選の第4日は6日、諏訪湖スタジアムと県営飯田球場で県大会代表決定戦4試合を行い、上伊那勢の上伊那農は飯田長姫を5竏・で破り、4季ぶりの出場を決めた。上伊那農は10日、下伊那農と準決勝(諏訪湖スタジアム・午前10時)を戦う。
上伊那農
000040001=5
100201000=4
飯田長姫
【上】柴、藤森、茅野竏駐vリ
【飯】岡島竏猪q田
▽三塁打=唐木、小島(上)竹折(諏)▽二塁打=唐沢光(上)岡島(飯)
○…初回に1点、4回には2点を失った上伊那農は5回に反撃する。四球や唐沢孟の左前打などで2死満塁とすると、唐木の一塁線を破る三塁打で同点。続く清水の中前打で逆転に成功する。その後、一時同点とされるが9回、左前打で出塁した先頭の石本を犠打で送り、唐沢光の適時二塁打で勝ち越し、そのまま逃げ切った。
【上伊那農竏樗ム田長姫】上伊那農は9回1死2塁、唐沢光の適時二塁打で石本が生還し勝ち越す
上伊那農は、初回に先制を許す悪い流れを継投で乗り切ると、期待の打線が答えた。「1、2回戦と四死球を多く出したが、今日は調子の悪い打撃を投手が盛り上げてくれた。課題の多いチームだが、何とか勝てたので良かった」と守屋監督は、4季ぶりの県大会出場を決め、安堵の表情を浮かべた。
・スバッティングのチーム・スは、今大会1回戦16安打、2回戦12安打と爆発したが同試合は4回まで2安打。しかし、5回、2死満塁の好機に、6番唐木が一塁線を破る3点三塁打を放ちチームに勢いを付ける。2試合1安打と打撃不信だった唐木は「狙っていた直球をうまく流せた」と胸を張った。
「収穫は県大会に出場できること。細かいミスなど守備面に課題が多い」と守屋監督。最低でも県大会1回戦までの公式戦3試合を確定し、指揮官は試合の中での選手たちの成長を期待。宮脇主将も「県大会出場という結果を出せたことはうれしいが、これかは守備、攻撃と確実性を求めていきたい」と意気込んでいる。