上伊那農 6季ぶりの進出・準優勝
春季北信越高校野球県大会南信予選決勝
第118回春季北信越高校野球県大会南信予選の第6日は12日、諏訪湖スタジアムで決勝を行った。前日、下伊那農との準決勝を6竏・で大勝し、6季ぶりの決勝進出を決めた上伊那農は東海大三に5竏・で敗れた。南信2位の上伊那農は県大会初戦、北・東・中信いずれかの3位校と対戦。大会は17縲・0日、諏訪湖スタジアム、県営飯田、県営伊那球場で行う。
【大会第6日=12日】▽決勝・諏訪湖スタジアム
上伊那農
000050000=5
00030130×=7
東海大三
【上】柴、藤森、茅野竏駐vリ
【東】玉沢、鈴木、甲斐竏虫R宮
▽三塁打=小島、唐沢光(上)玉沢(東)▽二塁打=小林(東)
○…3点を追う上伊那農は、5回2死二塁から小島の左中間を抜く適時三塁打、続く大槻の適時中前打で2点を返すと、唐沢光の右翼線に落ちる2点三塁打などでこの回、計5得点し逆転。しかし、6、7回と四死球で走者を出すと失策などで逆転を許す。7縲・回の攻撃は相手主戦に抑えられ、反撃できなかった。
【大会第5日=11日】▽準決勝・諏訪湖スタジアム
上伊那農
000001050=6
000000000=0
下伊那農
【上】柴、茅野竏駐vリ
【下】木下竏柱F谷元
▽二塁打=清水、大槻(上)
○…互いに無得点のまま迎えた6回、足を絡めて1死三塁とした上伊那農は、唐沢光の中前適時打で先制する。8回には2死二塁から清水の三塁強襲二塁打で1加点。その後、四死球を挟み2死満塁とすると小島、大槻の単長打でこの回、計5点を加えて突き放した。
上伊那農は自慢の打撃で一時リードを奪うが、チームの課題である四死球や失策により、初優勝を逃した。守屋監督は「うちが勝つにはエラーは許されなかった。これまでの試合、決して誉められる内容ではない。もっと期待に応えてくれる子どもたちのはず」と悔しさを面に出した。
5回には、今大会一試合平均11安打の上伊那農・スらしさ・スを発揮。打線の軸となる1番小島、2番大槻コンビで2点を返し波に乗ると、唐沢光の三塁打などでこの回計5得点した。しかし、唐沢光は「打線がつながらなかったのが敗因」と厳しい表情を見せた。
主将の宮脇は「優勝に向けてみんな気合が入っていたが、自分たちのやるべきことができず負けたのが悔しい」。「試合内容に対し、ここまで不満を言えるのはチームに期待してるから。(決勝で善戦し)『よくやった』で終わらせたくない」と守屋監督。県大会初戦に向け、それぞれが気持ちを引き締めた。