【記者室】初心忘るべからず
「初心忘るべからず」の言葉のように、最初に立ち戻ると多くの発見がある。なぜこの仕事を始めたのか。日々の忙しさに流されながら思い出してみると、好きで始めたことなのだから頑張れるという気持ちが一つの原動力になっている▼5月は各地域でナイターソフトボールのリーグ戦が開幕。シーズンの始まりを待ちわびていた選手たちの、楽しみたいという気持ちが全面にあふれた様子を見て、忘れていた何かに気付かされた▼「厳しい練習ですら楽しんでしまう自主性があれば、上を目指すことができる」。スポーツの取材先で聞いた監督の一言が頭をよぎる。自分の立ち位置を確認しながら、新しい発見の中で自分を磨き、前進していきたいものだ。
(布袋宏之)