上農高の仏国出身留学生 初めての弓道体験
国際ロータリー第2600地区青少年交換プログラムで、南箕輪村にホームステイしている仏国出身の上伊那農業高校園芸科学3年、セリンヌ・デコナンクさん(18)が伊那市体育協会弓道部主催の弓道教室を受講した。13日夜、市武道館弓道場で初回があり、日本武道を初体験した。
古い歴史と近代文化が混在する日本に興味があり留学を決めたデコナンクさんは、上農高で担任を務める北嶋晋さんが体協弓道部員だったのを機に、弓道教室へ参加。フランスに帰国する7月中旬まで、週2回ずつの教室に通い精神と肉体を鍛錬する。
初回では、弓具の取り扱い方や注意事項などの講義が中心。流ちょうな日本語で「早く弓が打てるよう頑張りたい」と意気込むデコナンクさんは、床に正座し、背筋を正して関心深く説明に耳を傾けた。弓道部長の萩原秀紀さん(57)=同市東春近=は「日本の良い経験になれば」と熱心に指導した。
伊那市体育協会弓道部では、弓道教室の受講者を随時募集している。対象者は同市周辺に在住の初心者から経験者まで。開催期間は7月25日までの毎週火、金曜日の午後7時縲恣ッ8時30分で会場は市武道館弓道場。参加費4500円。問い合わせは、弓道部長の萩原さん(TEL0265・73・2686)へ。