昭和伊南総合病院の医師確保対策として設置した医師対策調整官のもとにこれまでに23件の情報寄せられる
整形外科、産婦人科などの医師不足が深刻な昭和伊南総合病院の医師確保に向け、駒ケ根市は4月から、課長級の市職員を「医師対策調整官」として同病院に派遣しているが、これまでに、医師に関する情報23件が住民などから寄せられていることが分かった。医師が来てくれるかどうかという点については各情報に差があるものの、有力情報も含まれており、脈がある医師のもとへは紹介者とともに病院の事務長や調整官が実際に出向き、交渉を進めている。
寄せられた情報は、県外で勤務している医師が中心。中には、地元に帰ってこようと考えている医師もいるため、会うことが可能な医師のもとへは職員が出向いて直接面会し、同病院に来てくれるように依頼している。
取材に対し、昭和伊南総合病院の渋谷勝清事務長は「話し合いの中で、枠を広げながら相談している段階。脈のありそうな人もいる」としている。