新茶を手摘み
中川西小で
中川村の中川西小学校で16日、恒例の全校児童の茶摘みを行った。児童らは正面玄関前など3カ所のお茶の木、約130本で1番茶の手摘みをした。今年も保護者や祖父母、地域の人々約20人が手伝い、隣接の片桐保育園園児も飛び入り参加した。
同校の茶畑は86年に、村道拡張に合わせ、道路沿いから学校敷地内に移植され、翌年、玄関に幼木を植栽。さらに、03、07年にも苗を植えた。
今年は20日の予定だったが、新芽の伸びが良く、4日早めた。
作業に先だって、用務員の西永真八郎さんが、黄緑色の新芽の全体、茎ごと摘む「普通摘み」を指導した。
この後、児童らは唱歌「茶摘み」を口ずさみながら摘み始めた。
6年生は初体験の1年生と並び、摘み方を丁寧に教えながら、作業を進め、たちまち、金属性のボールは新緑の茶葉でいっぱいになった。
この日、摘んだ葉は、阿南町の製茶工場に持ちこみ、煎茶に加工され、祖父母参観日で味わったり、福祉施設、教育委員会などに贈られる。
西永さんは「今年は遅霜の被害もなく、収量も多く、良いお茶になりそう」と期待していた。