村誌を読み学ぶ会が開講
中川村公民館
中川村公民館の「村誌を読み学ぶ会」が10日、中川文化センターで28人が参加し開講した=写真。
学ぶ会は村誌の完成を受け、3年前から、古代縲恣゙良平安、中・近世と読み進め、今年度は自然編、民俗編を学習する。
初回は開講式に続き、自然編を執筆した林芳人さんが、自然編の特徴や苦労話などを披露した。
この中で、林さんは「村にある植物を網羅し、村の植物図鑑に代わるものとした。調査に140日費やし、走行距離は1万4千キロにもなった。花の写真や咲く時期、植物の分布など掲載し、主な植物について、いつどこへ行けば見られるか記した」と話した。
また、具体的に村指定文化財の「中西の桜」を挙げ、樹高や幹の周囲の測り方、樹齢の算出法などについて解説した。
この後、雨の中バスで移動し、寺平宏さんの説明を聞きながら、竹の上の河岸段丘、横前北部の田切断層を観察した。