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2611/(火)

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KOA森林塾開講

KOA森林塾開講

 山の手入れをする楽しさを知ってもらおうとKOA(向山孝一社長)が1994年から開いているKOA森林塾の08年度通年コースが17日、伊那市の鳩吹公園で開講した。上伊那や県内のほか、東京都、神奈川県、愛知県などから男女14人が参加。講師の林業技能作業士早川清志さんの指導で樹木の分類方法について学んだ。
 早川さんは「まず木の種類を知ることが大切」と話し、数種類の葉のサンプルを示しながら単葉・複葉、裂ける・裂けない、縁の形などの特徴を説明=写真。参加者は微妙な違いを見極めようと、図鑑と首っ引きで懸命に葉を裏返したり日に透かしたりしていた。
 03年から6年連続で受講しているという松本市の園田充子さんは「山を持っているというわけではないが、自然が好きでずっと参加し続けている。自然に触れる気持ち良さは格別だし、毎回新しい発見がある。最初ちょっと怖かったチェーンソーも今では自由に使えるようになった」と話した。
 午後は鳩吹山に会場を移し、山林内を散策して自然の樹木を観察しながら実践的な学習をした。
 塾では12月まで13回にわたり、植林、測量、間伐、枝打ち、炭焼きなど林業全般の知識と技術を学んでいく。

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