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「灯篭まつり」参加・力合わせて成功へ

高遠小「高遠ばやし伝承クラブ」

 高遠町西高遠で23日にある灯篭(ろう)祭出演に向け、高遠小学校の3窶・年生でつくる「高遠ばやし伝承クラブ」は、練習に熱が入っている。
 祭りは、地区内各所にある小さなお宮が鉾持(ほこち)神社に合祀(し)された明治以降、記念の秋祭りとして続けられている。
 同クラブの参加は、発足時からで5年目。本町交差点から鉾持神社までの約300メートルを1時間かけて往復する。鉾持神社に向かうまでを本囃子(ばやし)といい「松囃子」を、戻る際の帰り囃子では「唐子」を、それぞれ鉾持町内に古くから伝わる曲を奏でる。
 現在、保存会の桜奏会と婦人部のメンバーの指導で、週2回、1窶・時間の練習に励んでいる。囃子は、三味線、横笛、太鼓、大皮、鼓で構成し、2列になって練り歩く。
 今回は、体力、リズム合わせ、前後列の間隔など、「歩きながら奏でる難しさ」がある。歩くことで狂いがちなリズムは、曲の合間に入る掛け声で合わせる。しかし、それに集中してしまい前列との間隔が崩れることが多く、「間隔は自分の腕で取ること」と指導を受ける。
 改善策として校内の廊下を歩きながら演奏し、本番に向けた実践練習に汗を流している。6年生の城倉勇一君(12)は「最初はリズムも合わなかったが、徐々に仕上がってきた。全員で力を合わせて成功させたい」と意気込む。
 当日は午後2時に出発する。

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