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08年度アルプスふれあいキャンプ推進協議会

08年度アルプスふれあいキャンプ推進協議会

 子どもたちの自主性・社会性の育成を図ることなどを目的とする駒ケ根市の「アルプスふれあいキャンプ」の推進協議会(座長・中原稲雄教育長)が19日、市役所南庁舎であった。学校関係者や教育相談員など14人が参加。本年度のふれあいキャンプの方向性について話し合った=写真。
 同事業は不登校児童や生徒の支援などを目的として始まったもので、当初は県の委託事業だったが、その後、市独自で取り組みを継続。学校には行けない子がキャンプには行くなどといったケースもあり、子どもたちが人間関係を形成する場としての実績をあげている。
 この日は日程と募集対象とする児童、生徒を確認。1泊2日の一次キャンプは仲間づくりを通じて二次キャンプへの参加を促すことを目的としており、3泊4日の二次キャンプは共同生活体験、自然体験などを通して、子どもたちの生きる力を育み、不登校児童などの学校生活への復帰を支援する。
 会議では「やっとの思いで出てきている子どもにとっては、1泊2日でも重いスケジュール。やる気があって来る子は良いが、その辺は配慮が必要」「人間関係で苦しいという思いがある子は、一歩踏み出すのに勇気がいるが、アウトドア派の子どもにはやっぱり『行ってみたい』という思いがある」などといった意見が出た。
 中原座長は「子どもたちの人生が開けるきっかけとなれば、これほどありがたいことはない。今年もぜひ協力を願いたい」と語った。

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