美和レイクハイランド整備
伊那市は本年度、長谷の美和レイクハイランド整備として駐車場の舗装と芝生広場の芝張りに取り組む。着工は秋ごろ。
美和レイクハイランドは04年3月に策定した「地域に開かれたダム整備計画」で、美和湖の活用や周辺の環境整備の場に位置づけられる。美和ダム分派堰(せき)下流右岸の国道152号線沿いにあり、ヘリポートを兼ねた多目的グラウンド整備などを盛り込んでいる。
そのうち駐車場は面積1万平方メートルを舗装し、普通車約300台を収容。昨年から高遠城址公園の「さくら祭り」期間中、大型バスの専用駐車場に使っている。
芝生広場(面積1万平方メートル)は、湖上で楽しむモーターボートやカヌーなどの船着き場、キャンプ場として活用できるように詳細を詰めている。トイレ設置などは来年度以降に検討する。
また、美和レイクハイランド整備とは別に、地域振興策として美和湖ウォーキングロード(3キロ、5キロ、7キロの3コース)を設定。原案を作っている段階で、安全を確保した上で距離表示や案内看板を取り付ける。健康づくりと結びつけ、診療所受診者を含めて地域住民らに利用を促す。
本年度事業費は5千万円。過疎対策事業債などを活用する。
市長谷総合支所建設課は「水に親しみながら、公園的要素を持った場所として利用できるようにしたい」と話している。