中沢小学校校長
今井晃校長(54)
「環境も素晴らしく、人が温かい。子どもたちもそういう地域で育っているから、本当に温かい」。
中沢の印象を語る。
この4月、中沢小学校の校長に着任した。上伊那は初任地の春富中学校をはじめ、赤穂中学校などで10年間を勤めた経験がある。
「上伊那は教師としての立ち上がりからお世話になった地域。中沢小でも私の持てる力を全力で傾けたい」と意気込みを見せる。
専門は体育。中学の教師だったころは陸上部の顧問として、全国大会に出場する選手を育ててきた。また、自身も、高校生時代には砲丸で県の記録保持者となるなど、数々の記録を残してきた。
「小学校時代はガキ大将だった。でも、中学時代に出会った恩師に『お前、力もあるみたいだし、ちょっと砲丸投げやってみろ』って言われ、陸上と出会った。それがなければ今、教師にもなっていなかったと思う。いろんな先生に恵まれた」と語る。
着任して約2カ月。当初の慌しさも落ち着き、この地域のことも見えてきた。
「中沢小はとても伝統のある学校。地域の方とのつながりも強く、教育にも協力的。安心して学校に来てもらえる強い絆があり、今後もそれを強めていきたい。その中で、子どもたちの『考える力』『思いやる力』『表現する力』『生きる力』を育んでいければ」
木曽郡南木曽町出身。現在は松本市に家があり、現在は単身赴任中。妻、息子4人の6人家族。