新しい中沢警察官駐在所で落成式
旧駐在所の老朽化に伴ない、新築移転した駒ケ根市中沢バイパス沿いに建設された中沢警察官駐在所で21日、落成式があった。工事関係者や来賓など約30人を迎え、新駐在所を披露するとともに中沢、東伊那地区における安心、安全を維持していくべく、志を新たにした。
新駐在所の建設は昨年10月から進めてきたもので、建物は昨年度末に完成。4月初旬から開所している。新しい駐在所は木造平屋建てで建築面積は約128平方メートルで、所内には住民が気軽に相談できるよう、コミュニティーコーナーが設置されている。また、中沢、東伊那の両地区をカバーすることを考慮し、中沢バイパス沿いに建設した。
駒ケ根警察署の渋谷明所長は「竜東地区唯一の警察施設として、地域の方々が安心、安全な生活をおくれるよう、尽力していきたい」と語った。
また、駐在員の川澄一久巡査部長(47)は「期待と責任を自覚し、住民の安全安心を守ることに全力をつくしたい」と語った。
旧駐在所は取り壊し後、用地を駒ケ根市に返却する。市は来年度以降、この場所に駒ケ根市消防団第4分団の詰め所兼ポンプ庫を新たに建設する予定。