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南箕輪中経ヶ岳強歩大会 426人参加

 南箕輪中学校(堀田実校長)の「経ヶ岳強歩大会」が23日あった。標高差約1300メートル、約9キロの道のりを「完歩」するタイムを競う伝統行事で56回目。全学年から426人が参加し、心身を鍛えながらゴールを目指し、眼下に広がる河岸段丘など村の自然を自分の目で確かめた。
 雨のため順延となっていた強歩大会だったが、この日は晴天。午前7時、大芝高原プール前の駐車場をスタートした生徒たちは、ゴールのある8合目(標高2035メートル)を目指し、カラマツ林の登山道をそれぞれのペースで力強く進んだ。
 登山道は毎年、事前にPTAらが笹刈りなどの整備をしており、各所には地区生徒会の地区長らが応援看板を設置した。「完歩目指して頑張ろう」「ベストをつくせ」などのメッセージが、顔を真っ赤にして登り続ける生徒たちの歩を助けた。
 男子は3年の倉田龍馬君(14)=北殿=が1時間34分24秒、女子は2年の宮下優華さん(13)=北原=が1時間41分1秒で優勝。2連覇の宮下さんは「家族も応援してくれていたので家に帰ったらすぐ伝えたい」と笑顔だった。
2合目付近からは勾配がきつくなり、生徒たちは足をふんばって進んだ

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