宮田中総合学習「プラムデー」、地域とふれあいながら
宮田村宮田中学校は20日、学校を飛び出して調査や活動する総合学習「調べ学ぶプラムデー」を行った。各学級ごとにテーマを決め、地域や住民とふれあいながら学習。目標を持つなかで何ができるか考え、自主的に学ぼうとする意欲的な姿がみられた。
「誰かのために自分たちができるこ」をテーマにした2年2組。
小田切川の清掃やお年寄りとの交流など数班に分かれ、そのうち男子生徒を中心にした「聴導犬班」は村内のスーパー3店舗に空き缶を集めるための段ボール箱を設置した。
同学級は昨年、村内にある日本聴導犬協会から説明を受け「何か協力したい」と思案。アルミ缶を集めて募金しようと思いつき、総合学習で取り組むことにした。
店主の承諾を得て、自動販売機近くに段ボール箱と協力を求める文書ポスターを設置。「少しでも聴導犬育成のお手伝いができたら」と期待を寄せた。
その他の学級もスリランカのことを学んだり、水質調査や駅前花壇整備、村の新名物づくりなど多彩に学習。自ら行動することで学びの輪を広げた。
6月にもプラムデーを予定。秋に行う文化祭「梅樹祭」で学習成果を発表する。