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村議会が昭和伊南病院を懇談視察

村議会が昭和伊南病院を懇談視察

 現場を知って課題にあたろうと宮田村議会は22日、地域の中核医療機関である駒ケ根市の昭和伊南総合病院を視察した。千葉茂俊名誉院長と懇談したが、松田英俊議長は「厳しいなかで頑張っており、この実態を地域に知らせていくことが大切。議員自ら地域へ説明するなど、一緒に協力していきたい」と話した。
 同病院は今春から常勤の産婦人科医師が不在となり分娩が休止。同村議会は「住民の関心が最も高い課題のひとつ」として、初めて病院側と懇談することにした。
 国の施策により、地域格差が医療にも及んでいると千葉名誉院長は重ねて指摘。
 「伊那谷と都会は違う。広い地域の特質性なども汲んで考えなければ」などと話した。
 そのうえで同病院は地域に求められる病院として、さまざまな生き残りための策を講じていると説明。
 伊那中央病院や開業医との連携、特色ある医療体制整備などに努めているとした。
 議会側からは、産科にかわる院内助産の実施検討を求める意見や連携の実態などについて質問も。
 松田議長は「情報が住民に伝わっていない部分もあり、議会としても一緒に協力していきたい。今日の説明を基に我々ができることも考えていかねば」と語り、議会改革のひとつに掲げる・ス現場主義・スの成果に手応えをつかんでいた。

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