第14回美鈴工房パッチワークキルト展
南箕輪村の磯千恵子さんが主宰する美鈴工房キルト教室の「第14回美鈴工房パッチワークキルト展」が23日、伊那市の県伊那文化会館美術展示ホールで始まった。思いを込め縫い上げたベッドカバーやこたつ掛けなどの大作を中心に約100点を展示している。
1年半おきに開く展覧会で、上伊那の10教室から52人が出品。磯さんのタペストリー「薔薇(そうび)」をはじめ、高遠町在住の人が高遠の桜をテーマにするなど絵画的なデザインから伝統的なパターンの作品までさまざま。こたつ掛けなどの大作は、家事や仕事の合間に一針ずつ縫い、1年がかりで仕上げた。クッションやバッグなど小物もある。
作品の多くは着物や洋服などの古布を利用。「古いものでも新しく生まれ変わる。再生することで思い出にもつながる」と磯さん。「作品は自己表現。自分の世界に没頭して作った作品をぜひ見ていただきたい」という。
25日まで。ふれあい広場でバザー(午前11時縲恁゚後2時)もある。展示は午前10時縲恁゚後5時(最終日午後4時)。