伊那市山小屋あり方検討委員会
「伊那市山小屋あり方検討委員会」(中村寛志委員長、10人)は23日、第3回委員会を伊那市役所で開いた。委員、事務局の10人が出席し、老朽化が進んでいる市営「西駒山荘」について、新築を前提として議論。定員は中学校の集団登山を想定すると80縲・00人規模が望ましいものの、一時期だけの需要でもあり、経営面でのリスクが大きいことなどから、現状の40人規模で詳細を検討していく方針を確認した。トイレ改修については、今季は応急措置でしのぎ、来季以降についてはあらためて検討する。
次回開催は1カ月後の予定。
西駒山荘は、新田次郎の小説『聖職の碑(いしぶみ)』でも知られる1913(大正2)年の中箕輪尋常高等小学校の遭難を教訓として、2年後の1915年に建てられた「伊那小屋」が前身。当時の石室は今も残っている。