南箕輪開発公社 07年度決算前年と比べ減収
灯油高騰、原材料値上がりなどの影響を受け
南箕輪村開発公社は26日夜、理事会を開き、07年度決算を承認した。発表によると大芝荘、大芝の湯、味工房、公園管理の4事業の収入合計は約5億6362万円、支出合計は約5億6281万円で、当期利益は約53万円だった。灯油高騰による光熱水費の増大、原材料の値上がりなどの影響を受け、前年度と比べ約310万円減の利益となった。
味工房事業は開業以来最高となる約3865万円の売上となったが、近隣における類似宿泊施設の増加による宿泊客の減少、飲酒運転の罰則強化などによる飲酒売上の減少もあり、連結決算で約80万円の税引前当期利益に留まった。
部門別にみると、大芝荘事業は収益約2億9299万円、経費約2億9188万円で利益は約111万円。大芝の湯事業は収益約1億9280万円、経費約1億9277万円で利益は約3万円。味工房事業は収益約3888万円、経費約3852万円で利益は約36万円。公園管理事業は収益約3894万円、経費約3964万円で約69万円の損失だった。
「それぞれがギリギリの黒字で終わった。本年度も効率のよい経営を目指したい」と大芝荘の山崎文直支配人。味工房のパン、おやきの価格は5月から約10%の値上げを行っており、大芝荘では8月から、休日前日の宿泊料の値上げを予定する。入館料500円を維持していた大芝の湯についても、経営状態をみながら考えていく必要があるとした。