東伊那小で地元から講師を迎えたふるさと学習開催
郷土のことを学ぼう竏窒ニ、駒ケ根市の東伊那小学校(今村貴美子校長)で28日、地域の伝統文化などを学ぶ「ふるさと学習」があった。わら細工やおやきづくりになどに取り組む地元住民17人を講師に迎え、地域で継承されているさまざまな文化を学んだ。
「ふるさと学習」は、子どもたちに地元への理解を深めてもらうとともに、文化の担い手として、成長してもらうことなどを目的として4年前から取り組んでいるもの。毎回児童の保護者や地域住民などの協力のもと、開催しており、今年は講師として17人、ボランティアとして7人の地域住民が同校を訪れた。
そのうちわら細工の講座では、赤羽金雄さん(77)=東伊那=が講師を務め、花を飾れる「花たて」作りに挑戦。児童らは赤羽さんの指導を受けながら、わらを三つ編みにしたり、切りそろえたりしながら悪戦苦闘。
昨年に続き、わら細工に挑戦した4年生の木下由紀乃さん(9)は「編んだりするのが楽しい。去年よりも上手にできた」と笑顔を見せた。
そのほかにも川に住む水生生物について学ぶ講座や昔話を聞く講座などが開かれ、児童たちは自分たちの生まれ育った地域の素晴らしさを実感していた。