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地図情報で地域支え合い、全村的に

地図情報で地域支え合い、全村的に

 宮田村の9地区が今年度、パソコンの地図情報(GIS)システムを活用して、緊急災害時などの「支え合いマップ」を作成する。昨年度に先行着手した中越区をモデルケースに、県の元気づくり支援金の補助を受けて事業化。経費、労力とも従来のシステムに比べて軽微になっており、全村あげて住民自ら安心、安全な地域をつくろうと取り組みを始めた。
 地図情報システムは数百万から数千万円と高額で、専門知識がないと操作も難しかったが、近年10万円ほどの安価なソフトが登場。
 使い勝手も良いため昨年度、村の提案により中越区で区民自らが情報を集めてマップを作成した。
 今年度は中越区と既に同様のマップを作成済みの町二区を除く9地区が事業参加。
 全村で・ス住民協働・スによるマップが出揃う形となり、高齢者など支援が必要な世帯を地図上で把握。災害時の避難体制のほか、日常の隣近所のささえあいなどにもつなげる。
 28日夜は合同の作成説明会を村民会館で開き、各区役員や一緒に作成に携わる村職員ら約40人が出席。
 村総務課は「マップをつくることが重要なのではなく、その過程で住民の皆さんが情報を集め、一緒に話し合うことが最も大切」と説明した。
 9月の村防災訓練でマップを活用する考えで、修正を図りながら、地域支えあいの基礎としていく。

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