伊那市自主防災会役員防災研修会
梅雨や台風のシーズン入りを前に災害や防災についての理解を深めてもらおうと伊那市は31日、市内の自主防災会174団体の役員など約200人を対象にした研修会を市役所で開いた。県危機管理部危機管理防災課上伊那駐在の伊藤秀雄防災対策推進員が「地域防災力アップ講座」と題して講義したほか、市総務課は「地域防災計画と避難所マニュアルについて」、民生児童委員協議会は「災害時要援護者避難支援マップについて」それぞれ話した。
伊藤さんは東海地震が起きる可能性について「過去の大地震発生の周期からみて、いつ起きてもおかしくない」とデータを示しながら説明。その上で「地震は必ず起こるという前提に立って、防災マップを作成したり、地震が起きた時の対応について考えておいたりするなどの事前の備えが何よりも大切」と呼び掛けた=写真。
参加者は真剣な表情で講義に耳を傾けていた。