田畑半沢ホタルの名所 15日から祭り開催
南箕輪村のホタルの名所として知られる田畑半沢ほたるの里の「ほたる祭り」は本年、15縲・9日の15日間開く。5月31日、近くの田畑神社で祭りの準備が始まり、ホタルの生息地を保護する「田畑半沢を愛する会」(植田光夫会長、47人)が祭りで使う行灯(あんどん)45灯の張替えをした。
同会は、半沢川にゲンジボタルを呼び戻そう竏窒ニ、えさとなるカワニナの育成や川の環境整備などの活動を始め、発足して15年目。毎年、ホタルが発生するこの時期、祭りを開催し地域住民らを楽しませている。本年度の祭りは発生ピークの6月下旬に合わせ、5日ほど遅いスタートに決めた。
この日、張り替えた行灯は14日、地元の俳句会から募った作品を書き入れて完成。祭り期間中の午後7時30分縲・時30分、半沢川の近くを通る村道109号線(通称=観音道)を通行止めし、設置した行灯で見物客の足元を照らす。祭り初日には、ホタルの観察会を行う。
会によると、幼虫が羽化するために上陸した数から計算すると今シーズンの発生数は、例年並だった昨シーズンピーク時の一日800匹を越える見込みで、ここ2、3年では最大となる。植田会長は「例年より多く発生することを期待したい」と話す。